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ドイツ語通訳 コロナヴィールスのドイツに行ってきました

ドイツ語通訳 コロナヴィールスのドイツに行ってきました

2020年04月23日

ウルムのレストランで欠かされた身上カード

 

空のバスターミナル

 

ホテルの朝食

 

ガラガラのフランクフルト中央駅

 

ガラガラの空港ターミナル

 

コロナヴィールスが蔓延しつつあるドイツに行ってきました。
滞在していたのは3月15日から19日までの5日間。

数年前からのお客様で、今回も特殊な機械を輸入するための商談ということで、ドイツ語通訳の仕事だったんですが、出張が具体的になったのは2月の中旬頃からで、最終的に決定したのは2月29日。

この時点では、コロナヴィールスのドイツでの状況はそれほどひどいものでもなかったので、楽観視していたのですが、その後、特にイタリアでの患者数が爆発的に増加し、ドイツでも連日のように千人を超える患者の増加が続いて予断を許さない状況になったのですが、出張を止めるわけには行かず、エイヤッとばかり行ってきました。

フランクフルト行きのフライトには、どうしても行かねばならない小生のような人たち、あるいはドイツに住んでいる人たちのようで、198名の座席に乗っていたのはわずか38名とのこと。
到着前に罹患した時のために住所氏名、滞在先の住所などを記入する紙を書かされました。

フランクフルト空港の中は空いていて、マスクをしているのはほんの数人だけで、中近東あたりからの人たちが工事用の防じんマスクをしているのが目立ちました。

サッカーの試合などの大きなイヴェントは中止、ということでしたが、15日の時点では、お店も通常通り営業、フランクフルト中央駅のそばの東横インに泊まり、仕事仲間としゃぶしゃぶの夕食を取りました。

2日目も、いつものようにビュフェの朝食を取るが、お客様がまばらであること以外は、何ということもない。

中央駅でレンタカーを取りに行き、途中ハイデルベルクの懇意にしているレストランに行ったら大歓迎されたが、お客様のキャンセルが続いていて、困惑しているとのこと。
「それでもねえ。91年の湾岸戦争から始まって、神戸の震災、エージェントの倒産に伴う不渡り、ニューヨークのテロ、SARS,リーマンショック、豚インフル、東日本大震災、と言ったことがあって、それなりに何とか乗り越えてきたんだから・・・」ということで励ました。

テレビでは、学校封鎖が行われることになり、イベント、映画館、売春宿、レストラン、といった人が集まる場所になるべく行かないように、なるべく間隔を取るように、といった注意が促されていた。

ドイツ出張3日目。
朝の9時にシュツットガルトの高級ホテルにお客様ご夫婦をお迎えに行くが、ホテルでは「外で待っていてください」と指示される。

訪問先では、やはり心配なのだろう、商談相手がマスクをして出迎えてくれた。
もちろん握手はなしで、大きな会議室に案内される。
昼食はレストランが閉まっており、会社が用意してくれたなすのグラタンとパスタの昼食を挟んで商談を終え、シュツットガルトのホテルに戻る。

夕方5時半頃にお客様から電話があり、日本食レストランを探すが、どこに電話しても通じない。すぐ近くの日本レストランを見つけ、そこまで足を運んだら、「州政府の通達により、18時までしか営業してはいけない」ということになったそうで、結局はお客様にその旨連絡をし、小生は持ち帰りの夕食を取った。

レストランは18時までの営業、食料品を扱っているスーパー、薬店、ドラッグストア、ガソリンスタンドは営業をしてもいいが、それ以外は閉店、ベルギーとオランダ以外の国境は封鎖、ということになっているらしい。

近くのスーパーに行ったら、どういうわけかトイレットペーパーとティッシュペーパーが売り切れていた。

ローベルト・コッホ研究所所長の記者会見では、ドイツでも毎日新たに千人以上の患者が罹患しているそうな。

出張4日目。
本来であれば、この日も商談を予定していたが、昨日で全て終了し、お客様がどこかに連れて行って欲しい、ということで、近くのウルムにお連れすることにした。

ウルムの漁夫の地域と大聖堂、そしてアインシュタインの記念碑などを観光し、イタリアンレストランで昼食をとったが、その際、身上書を書かされた。

ヴィールスが発病した際のトレースの目的、ということなんでしょうね。
お客様をシュツットガルトのホテルにお送りし、小生はフランクフルトの東横インにチェックインする。
ネットを見てみたら、「日本でも21日の0時から、外国から帰国した人たちは2週間隔離処理をする、ということが決定した」、ということである。
レストランは全く営業しておらず、仕方なく駅の売店でサンドイッチを買い、夕食とする。
テレビでは、メルケル首相が、「第2次大戦依頼の大きな試練に立っている。できるだけ社会的な接触を避けてください」ということで、国民に対して30分ほどの呼びかけを行っていた。

ドイツ出張5日目。
コロナヴィールスの影響で、旅行業界、鉄道、定期バスといった公共輸送機関が完全に休業状態。
ルフトハンザにいたっては、1週間ほど前は、約半分が運休、ということだったが、現在は運行しているのはわずか5%とのこと。
ルフトハンザ、旅行会社のTUIなどは、株価が1日で13%以上も下がってしまったそうな。
いつもはバイキングスタイルの朝食も、今日からはランチボックスとのこと。
こんな感じです。

ホテルのすぐ前の、FLIX BUSという、格安の路線バスターミナルは、バスはおろか、誰もいなく閑散としていた。

第1ターミナルはガラガラでした。

空港も閑散としていたが、JALのカウンターは結構混んでいて、学校が封鎖されたために、日本に帰る子どもたちが結構いました。

成田空港ではすんなりと外に出られた。

結局、病気をする暇なんかありませんでした。



 

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